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イベントレポート『規文堂』(京のまち企業訪問ツアー)

2018.09.25

date:2018.9.6

9月6日(木)、京のまち企業訪問4件目、【株式会社 規文堂】へお邪魔してきました。今回は企業選定から、企画の打ち合わせ、当日の運営まで全てを、京都市わかもの就職支援センターの学生広報担当(わかせん広報室)の2人が担当してくれました!

まずは図書館の設計を担当している東郷さんより、会社についてお話を伺いました。

【株式会社 規文堂】は、図書館の設計をしたり、図書館で利用されている書架・ブックトラック・テーブル等を製作・販売するなど、図書館をトータルコーディネートされているメーカーです。日本全国でこういった図書館メーカーは、10社ほど。中でも図書館に特化したメーカーは、西日本では規文堂だけなんだとか!

普段何気なく利用している図書館も、“もしかしたら規文堂が携わっているかもしれない・・”と思うとなんだか急に親近感が湧いてきました。最近では大学内の学習スペース“コモンズ”や、京都国際マンガミュージアム等の設計にも携わっていらっしゃるそうです。

まず最初に東郷さんと、参加学生相互に自己紹介を行いましたが、なんと本日の参加者の中に、「私、図書館は嫌いなんです・・」と言っている学生が!

一瞬ドキッとしましたが、「でも、これから利用する際に少しでも好きになれるよう、今日は色々と勉強して帰ります!」と言っていたので、一安心。

そして本日のメインイベントへ!ワークショップのお題は、小学校の図書館コーディネート。参加者同士がペアになり、縦20センチ、横30センチほどの空間に、家具や椅子を思い思いに配置していきます。初対面のメンバーで、“大丈夫かな・・”と少し心配していましたが、参加していたのが全員女子学生ということもあり、ワークが始まった途端、部屋中に明るい声が響き始めました。

実際に配置を行う前に、自分たちの小学校時代の図書館の印象や好きだったところ、改善してほしいなと思ったところ等をブレストで挙げているチームが目立ちました。

「私の小学校の図書館は、全面絨毯が敷いてあって、本を借りに行く場所というより、寝っころがりに行っていたよ!」

「手軽に移動できる椅子があるといいな!気分に合わせて色んな場所で本を読みたいので・・」

といった図書館との思い出や、アイデアが沢山出ていました。

どのチームも和気あいあいと順調そうに進んでいましたが、後半に差し掛かる頃、設計した図面を振り返っていたチームの雲行きが怪しくなってきました。

「なんだか、本棚が少ない気がする。全然収納できない!本棚を増やさないと。でもそうなると家具の配置も変えないと・・どうしよう・・」

どのチームも、少し理想の図書館や図書館の思い出話に花が咲き過ぎたようです。後半は急ピッチで配置を考え、家具を並び替え、時間ぎりぎりまで精一杯、試行錯誤を繰り返していました。

その後、設計でこだわったポイントやコンセプトを1チーム3分でプレゼンテーション!プロの設計士(東郷さん)が見守る中で、緊張の時間でした。

「低学年と高学年では身長差もあり、利用しやすい家具の高さが違うと思ったので、低学年スペース(絨毯敷き)と高学年スペース(デスクと椅子)を分けて作りました。ただ完全に分けてしまうのではなく、中間スペースに少し背の低めの本棚を置くようにしました。そうすることで風通しの良い空間スペースを心掛けました。」

「小学校の低学年はグループ行動が多いので、低学年用にワイワイと楽しめる空間と、高学年用の静かに本を読みたい人用の空間を分けて設計しました。前者の空間の壁はオレンジ系の色にし、後者の空間はブルー系で落ち着いた色合いにします。また授業などで40人程が一斉に図書館を利用することも考え、真ん中には大人数利用可能な空間も設けました。」

「図書館が苦手だった原因が、“清潔感が無い”ことだったので、全面土足禁止にし、絨毯を敷きたいと思います!」

各チーム共に“コンセプト”や“こだわり”の詰まった、空間への思いを発表していました。

プレゼン終了後、東郷さんよりフィードバックをいただきました。

「長年働いている人にはない発想力のある空間を作っていて、感心しました。あまり知られていないんですが、図書館は不特定多数の方が利用されるため、結構頻繁にクリーニング作業をしています。少しでも清潔に保つ工夫の1つとして、“全面土足禁止!”はアリだなと思いました。」

「ただ、どのチームも本棚の数が少ないと思います。小学校の図書館は、1万冊以上の収納が求められることも多いです。そういったことを考えると、もう少し本棚が無いと、厳しいかな・・と思いました。」

皆さん空間づくりに必死になっていたので、“本の収容数”についてはもう少し工夫が必要でしたね。設計は、“空間づくり”と“実用性”の両方が必須なんだと感じた瞬間でした。

次に営業担当の西浦さんにお話を伺いました。

なんと西浦さん、この日は大阪で営業に回っていらっしゃったそうなんですが、このイベントのために必死に京都の本社まで戻ってきてくださいました。ありがとうございます。大学時代には地域活性化について勉強をされ、バドミントン部の活動にも精を出していらっしゃいました。余談にはなりますが、大学時代には今より20キロも痩せていらっしゃったそうです!

そんな西浦さんが営業職として大切にしていることの1つが、“商品のPRはするけれど、押し売りはしないこと!”です。

「仕事では、相手との信頼関係が大切になってきます。“営業職=押し売り”と勘違いしている人がいるかもしれませんが、押し売りをしてしまうと、良い信頼関係は生まれません。ですので、相手が何に困っているのか、何が欲しいのか等を探り、お客様の要望を聞いて提案に持って行く(商品PRをする)ようにしています!」

一方で東郷さんからは、思いやり溢れるお話しも。

「図面は20回、30回と書き直すこともあります。大変だな・・と思うこともあるんですが、必死に仕事を取って来てくれた営業職の仲間のことを考えると、自然と頑張れるんです!」

温かな時間が流れた2時間のイベントでした。
株式会社 規文堂の皆さま、本当にありがとうございました。

株式会社 規文堂|ホームページ

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