これからの京都を支えてゆく高校生が「働く魅力」や「リアルな職場の雰囲気」を知るために京都市の企業を訪問する「1DAYオフィス訪問」を開催しました!
プログラムにご協力いただいた4つの企業をクラス単位で訪問。まさに営業中の職場で社員の方々が働く様子や商品を見ながら説明を聞き、質問できる貴重な機会となりました。
ご協力いただいた企業は「株式会社アイビ建築」「株式会社ウエダ本社」「こと京都株式会社」「ロンドフードサービス株式会社」(五十音順、敬称略)
このレポートでは、京都市伏見区にある「株式会社アイビ建築」様への訪問の様子をご紹介します!
ぜひ最後までご覧くださいね。
ご協力企業 株式会社アイビ建築データ
Webサイトより一部抜粋
会社名 | 株式会社 アイビ建築 |
代表者 | 代表取締役 佐名田 一郎 |
所在地 | 〒612-8122 京都府京都市伏見区向島庚申町124-1 |
創業 | 1991年 |
事業内容 | 新築(高性能エコハウス専門)、リフォーム、リノベーションのほか、不動産売買の仲介を行っています。 いずれも弊社から車で60分圏内を目安にしています。 |
従業員数 | 男性15名 女性6名 |
Webサイト | https://www.ai-bi.co.jp/ |
今回ご協力いただいた代表取締役の佐名田様と若手社員の皆さん。
右から代表取締役の佐名田様、大工職人の木村様、建築プロデュース課 リーダーの櫻井様、建築プロデュース課の林様と山田様。
ご担当頂いた皆さんは笑顔が輝いていて、生き生きとお仕事されていることが伝わりました。
年4回発行されているニュースレター「アイビ通信」。
最新号のvol.42は16ページのボリュームで社員の方々の日記や大工さんの秘密兵器の紹介など読み応え満点の冊子です。
この通信を読むだけでも、社員の方々の仲の良さや日々のくらしを楽しまれている様子が分かります。
Webからも閲覧できます。
https://www.ai-bi.co.jp/media/
プログラムの内容
企業訪問当日の7月10日は快晴、まさに企業訪問日和!13時から14時半のプログラムは以下の流れで開催されました。
プロローグ | ごあいさつ(佐名田様、高校生) 若手社員皆さんの自己紹介 |
社内見学 | グループ毎の社内見学 倉庫1・2階、バッカン(産業廃棄物用コンテナ)、材木置場、事務所1・2階 |
会社説明 | 会社全体の説明(佐名田様) |
社員さんとの交流 | グループ毎の質疑応答と交流 |
エピローグ | 若手社員皆さんの感想 高校生のグループ毎の代表者感想 代表取締役佐名田様のごあいさつ |
プロローグの様子
生徒さんたちは貸切りバスで到着後、アイビ建築さんが扱われる商品がきちんと整理されている大きな倉庫に集合。
いよいよ企業訪問プログラムが開始!
奏和高校の生徒さんは元気な笑顔で大きな声であいさつされていたのが印象的。
皆さんはじめは少し緊張気味のようでしたが、企業見学をとても楽しみにされてきたとのことです。
代表取締役の佐名田様からの開催のあいさつや、奏和高校の先生からのあいさつ、そしてグループ毎に担当して下さる社員の方々が自己紹介してくださいました。
建築プロデュース課リーダーの櫻井さんと大工職人の木村さんは4年目、
建築プロデュース課の林さんは3年目、
同じく建築プロデュース課の山田さんは1年目。
若手社員の皆さんは今日のために時間をとって入念に打ち合わせして下さったようです。ありがとうございます!
社内見学の様子
ここからは、グループに分かれての社内見学です。レポーターは大工職人の木村さんグループに同行しました。まずは、事務所から。
冷房が効いた美しいオフィスは「フリーアドレスにしています」とのこと。イマドキ!!
フリーアドレスの事務所内はコミュニケーションがより活性化したり、事務所内の空間の有効活用につながるそうですよ。
社内を移動するエレベーターの中では、高校生たちが互いに「目を見て、あいさつ!」「こんにちは!」とあいさつの練習をしていました。
レポーターにも「こんにちは!」と二度目のあいさつをしてくれました。
事務所の建物にはとってもきれいなセミナー室や打ち合わせ室、防音室があります。
セミナー室は、コミュニティルームとして借りることもできるとか。地域の活動やお稽古ごとの教室にも使われているそうです。
地域に密着した会社であることがよくわかりました。
防音室の見学では、ドアを閉めるだけで音がほとんど遮断されるのを体験。「すごい!ここに住みたいです!」と生徒さんが言っていました。
自宅の部屋が防音室なら、映画も大音響で楽しめるし、楽器も演奏し放題、歌も歌い放題ですね。住む人の夢の空間を作るお仕事です。
次は倉庫へ。
見るものすべてが珍しく、高校生の皆さんはメモを取る手が止まりませんでしたよ。
倉庫や作業室では、「整理整頓をして使っているが、よりわかりやすく、使いやすくしていきたい」との木村さんの言葉に「使い分けをしているということですか」との質問。ネジやビスなどイメージしやすいものを例に作業の効率化について丁寧に説明してくださいました。
会社説明
会社説明は、「断熱の部屋」で開催。
20名を超える人数が入ってもとても快適な空間でした。
「会社の建物の中に、防音とか断熱とかが体験できる部屋を作っているのがすごい」と生徒たちは感心しきりでした。
ここでは、スライドや仕組みの展示物を見ながらアイビ建築さんについてスタッフの年齢層や仕事内容、顧客について、また断熱の仕組みや高性能エコハウスへの思いなど興味深いお話をじっくり伺いました。
このお話が生徒たちにとって、とても印象深かったようでアンケートにも
「アイビ建設さんが最初から今のような企業内容ではなく、自然災害を経験してから今のような地域貢献や高性能エコハウスのような、利益より顧客満足を大切にするようにして、様々な賞や成績を取ったのが、印象に残った。」
「普通は見れない場所が見れたり他の会社とは違うところが聞けて面白かったしリピーターが多かったからそれだけ信用されているんだなとすごく印象に残った」
との感想を書いていました。
グループ交流
グループ交流では、4つのグループに分かれ、若手社員の方々と生徒の皆さんがざっくばらんにお話をする時間となりました。
各自の仕事内容と、その仕事を行う上で注意することややりがい、必要な力や、高校生活の中での力の高め方、などなど具体的なお話で「働く」ことを身近に感じられたようです。
アンケートでは、
「将来の職業に少しイメージを持てた」
「自分は校外授業が初めてで、普段見ることの無い会社の中を社員の方々が説明しながら紹介してくれて、最後の30分では自分たちの質問に分かりやすく教えてくれて、とても充実した時間だと感じた」等の記述がありました。
まとめ
最後は再び倉庫に集合、若手社員の方々からの一言と高校生のグループ毎の代表者からの感想、そして代表取締役佐名田様のごあいさつがありました。
高校生の皆さんはずいぶん緊張がほぐれ、大満足の様子でした。働くということ、お客様の役に立つ仕事をするということ、地域に貢献するということ、この90分間で高校生の皆さんに多くの学びが得られたことと思います。
ご協力いただいた株式会社 アイビ建築の皆さま、本当にありがとうございました!!!
レポーターの感動ポイント
以下、レポーターが今回のプログラムで生徒たちに効果的だと思った内容です。これから1dayオフィス訪問、オープンカンパニーを計画されている企業さまはぜひ参考になさってください。
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- 参加者と年齢の近い担当者がグループ毎に案内・解説してくれたこと
こちらに入社したら数年でこの方たちのようになるんだ、という将来像がイメージしやすかったと思います。社員の方の年齢別の人数や、新卒採用者がインターンシップや職場体験が就職のステップになっていると知ることができました。 - 地域貢献や地元密着の仕事ぶりが垣間見られたこと
地域別のクライアント数やリピーター数等から誰を笑顔にする仕事なのか、誰に喜んでもらえる仕事なのかが数値から理解できました。 - 作業場や倉庫などと完成版のサンプルであるモデルルームが両方見学できたこと
使う道具などの見学の後に、防音室や断熱ルームに入ることができ、そのすごい効果を実感。これを作ったり、提案する仕事なんだ、人の幸せな住まいに貢献する仕事なんだということがよくわかりました。
- 参加者と年齢の近い担当者がグループ毎に案内・解説してくれたこと
以上
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