新着情報

イベントレポート『松栄堂』(京のまち企業訪問ツアー)

2018.09.20

date:2018.9.5

台風が去った翌日の9月5日(水)、創業から約300年、京都でお香の製造・販売を行っている【株式会社 松栄堂】へ訪問してきました。

今年2018年7月に社屋をリニューアルされ、同時にお香を色んな形で楽しめるスペース「薫習館(くんじゅうかん)」もオープンされました。まず最初に案内していただいたのは、本社2階にある、“香房(こうぼう)”。ここでは昔ながらの製法で、お線香を作られています。また、お香の原材料となる“香木(こうぼく)”を見せていただいたり、製造過程を順に見学しました。

香房に入ると、社員の皆さまが「こんにちは。」と優しく声を掛けてくださり、参加者の緊張が一気にほぐれました。

原料を練る機械や、練ったお香を細い棒状に押し出す機械の説明を受けました。 ここで、押し出されたお線香をカットする工程を体験させていただきました。

「やりたい人?」の声と同時に参加者の手が一斉に上がり、中でも手の上がりが速かった2名に体験していただきました。

“乾燥前の柔らかいお線香を30㎝四方の板に載せ、両端を切り落とす”と言葉では簡単に聞こえますが、乾燥前のお線香はとても柔らかく、切断するのは力加減がとても難しいんです。ところが体験いただいた2名とも本当に上手で、職人の皆さまからもお褒めの言葉を頂戴していました!

切断後のお線香を更に商品規格の長さに揃えていらっしゃいます。技術が鮮やかすぎて、参加者みんなで見入ってしまいました!

さらにお線香を販売用に重さを量り、束ねて仕上げ作業を行っていらっしゃる過程も見学しました。昔ながらの計りで数グラムの狂いも無いよう重さを量り、テキパキと仕上げていらっしゃる姿は、圧巻でした。

次に、新しく出来たスペース「薫習館」へと移動し、館内を見学させていただきました。“香りをいろんな形で楽しんでほしい”という思いで社員の皆さまが、設計に携わったそうです。 

香りを楽しんでいただく工夫があちらこちらで見られ、まさに“香のエンターテイメント空間”でした。色々とご紹介したいことはあるんですが、ぜひご自身で一度足を運んでみてください!“百聞は一見にしかず!”です。

続いて社内の事務所スペースへ!

社員の皆さまが集まっている一角に、こんなものを見つけました。“香(こう)ミュニケーションボード”です!

直接だと言いにくい、社内の提案事項を気づいた人が付箋に書き、改善に努めているそうです!「提案→進行中→実行」と欄に分けて提案事項の進捗を管理していますが、「実行」欄に多くの付箋が貼りついていました。社内を良くするために、提案だけでなく改善につなげている姿勢に感心させられました。

さて、いよいよ終盤!

社員の皆さまとの座談会です。5名の社員の皆さまにご参加いただきました。その中でいくつかのお話をご紹介します。

まずは製造部にお勤めで、入社4年目の若手男性社員のNさん。明るい笑顔と元気の良さがトレードマークで、学生時代にはケーキ屋さんでアルバイトをされていたそうです。そんなNさんも入社からしばらくは仕事が“きつい……”と感じたそうです。

原因は「学生から社会人への切り替えが出来ていなかったから」でした。この“切り替え”は社会人になってからも色んな場面で特に意識している、とお話しくださいました。

「ミスをした時、落ち込んで引きずってしまうと、またミスをする……という負の連鎖が生まれます。反省しつつも、切り替えることを意識しています。また現在勤務している部署は、年齢が40代以上の社員が多いので、コミュニケーション作りのためにゴルフも始めました。今日はピリッとした顔をしていますが、常に笑顔で仕事をしています!」と笑顔でお話しくださいました。

次に、現在制作室で商品企画やパッケージデザインを担当されているMさんにお話を伺いました。Mさんは大学時代に歴史を専攻されていて、発掘調査などにも行っていらっしゃったそうです。

入社後は販売部に所属し、店頭で接客を担当されたり、“商品開発プロジェクト”にご自身で志願し、商品企画にも携わったそうです。また海外出張で社長に同行し、日本語を勉強している外国人向けの“お香教室”も担当されました。上品で大人しい印象のMさんから、バイタリティあふれる行動がいくつも紹介され、聞いている学生たちも興味深々でした。

「大学時代に“香道”をやっていました。香道とは、茶道や華道のお香版です。就職活動を始める際、“まさかお香やさん、新卒の募集をしてないよな……?”と思いつつ、松栄堂を調べたところ、募集をしていたので、応募しました。松栄堂を含めていくつかの企業へ応募しましたが、面接のタイミングと授業の予定が重なったりし、他の企業とはご縁が無かったんですが、松栄堂だけは面接日程を調整してくれ、見事にご縁を結ぶことが出来ました」

 柔らかい雰囲気が漂い、どんな質問にも常に笑顔で答えてくださるMさん。そんなMさんは、仕事で大切にしている“こだわり”があるそうです。

「迷ったら、挑戦することにしています!失敗しても良いので、とにかく何でも挑戦してみます!」

海外出張や商品開発への志願も、この信念から見事に実現されたことだったんだな……と聞いていて感心してしまいました。

こんなに可愛い“匂い袋”もあります。

最後に人材開発室のTさまより、これから就職活動を始める皆さんへ、メッセージをいただきました。

「よく説明会や面接のときに、『どんな人材を求めていらっしゃいますか?』と学生の皆さんから質問をいただきます。ひとことで言うと、『コーヒーを一緒に飲みに行きたい!と思える人』です。会社は、色んな実力や個性を持った人がいるから成長していきます!皆さんの実力や個性を、発揮してもらえるか、活躍してもらえるか……を選考では見ています。ただし実力や個性というのは、就職活動で急に伸ばせるものではありませんので、ぜひ今のうちに色んな経験をしてください!皆さんそれぞれに“合う企業”は必ず見つかりますよ!」

参加者の皆さまにお話を伺っていると、「コーヒーを一緒に飲みに行きたい人……」というTさまのお話が心に響いたという声が沢山聞こえてきました。

松栄堂の皆さま、この度は貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

株式会社 松栄堂 | ホームページ

新着情報一覧